きっかけは被災者の方からのご相談。
ある業者さんに、被災した家のリフォームの見積もりを依頼したところ、
「ちょっと高いんじゃないか・・・でも分からないしな・・・」という金額がでてきたそうです。そこにたまたま弊社の炊き出しが行われ、世間話の流れでご相談をいただきました。

結論から言うと、その業者さんの見積もりは、通常の約3倍ほどの金額でした。
もちろん、震災の関係で資材や人件費は高騰しましたが、それ以上に悪意のある金額でした。毎月炊き出しを開催する中で、いろいろ聞いてみると、そのような業者が横行しているようで、「じゃあ無添加計画さんでやってよ」と。 当初は毎月の炊き出し時に、埼玉から大工さんなどを連れて行き、軽微なリフォームをボランティアで行っていましたが、できることには限度がありました。

炊き出しをすると毎回、 「え？建築屋さんなの？じゃあ国から割り当てられる造成地が2年後に完成するから家建ててよ。」 「1階が津波で壊れちゃったからリフォームしてよ」 と言ってくださり、 「でもウチの会社、埼玉なんですよ。」というやりとりの繰り返しでした。

お話しの締めくくりは、ほぼ毎回「じゃあ宮城に会社つくりなよ」と。