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耐震等級が『1』でいいわけがない!?
2021.11.05
前回の私のブログ、【耐震等級が『1』でいい!?】に対して、『耐震等級1でいいわけがない。』というコメントをいただきました。
コメントされるほど多くの人に読まれていると思うと、感慨深いです。
▼ 耐震等級が『1』でいいわけがない!?
(わが家の上棟時の構造)
私の前回のブログにコメントした方が建築家の方かは分かりませんが、コメントの内容を見る限り、おそらく建築に関わっている方だと想像します。
建築関係者として話を進めます。
一つ分かることは、「耐震等級1でいいという建築家がいる」ということと、「耐震等級1でいいわけがないという建築関係者がいる」ということです。
あなたはどちらの業者に建ててもらいますか?
…当たり前ですが、両者とも『地震に強い家』を建てたいという思いは同じはずです。
とすると、「耐震等級だけでは地震に強い家かどうかは判断できない」と言えるのではないでしょうか?
耐震等級1だから不安でもなければ、耐震等級3だから安心というわけでもなさそうです。
ちなみに、「耐震等級1でいい」という指摘には続きがあります。
それを書かずに「耐震等級1でいい」というのは説明不足でした。
遅ればせながら、条件をつけ加えます。
・ベタ基礎工法に加え、置換工法の「SG工法」により免震する
・構造材には国産の杉やヒノキなどの無垢材を使い分ける
・木造在来軸組み工法と2×4壁工法というハイブリッド工法で「剛構造」にする
・必要と考えられる部分には筋交いを施行する
・木造2階建て住宅には義務付けられていないが「構造計算」を行う
これらの条件を満たした上で、「耐震等級1でいい」と提案しています。
ただ、「そこまで地震対策をすれば、自然と耐震等級は高くなってしまうのではないか?」と疑問に思います。
そのあたりははっきりしないため、今後の課題とします。
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