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2021年3月7日
花粉症だと杉の無垢材は使えない?
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花粉症の方にはゾッとする写真からスタートです。
かく言う私もかれこれ20年以上、スギ花粉症とお付き合いを続けています。
なので、毎年この時期はつらいですが、私の場合は毎年「春一番」が吹くと決まって花粉症がスタートするので、これを季節の変わり目が感じられる便りだと思い、「もうすぐ春だ」と無理矢理ポジティブに考えるようにしています。
さて、私が住んでいる、なにかにつけてイヂられる埼玉県。
ご存じの通り、都道府県魅力度ランキング2020では38位の埼玉県。
すぐ上には琵琶湖を有する滋賀県や、カツオと坂本龍馬を有する高知県があります。
魅力度ランキングでは下位に甘んじている埼玉県ですが、花粉症の発症率は全国4位で65%とのこと(花粉飛散が少ないとされる北海道と沖縄を除く)。
埼玉県民が10人いたら6,7人は花粉症のようです。
発症率が一番低い青森県民は、10人いても3人だけ(31%)。
ちなみに、スギの自生が無い北海道ではシラカバ・ハンノキの花粉症が一般的なようです。
花粉症と建材
この季節になるとご質問が増える「スギの花粉症なんだけど、杉材を使って家を建てても大丈夫なの?」というご不安。
花粉症と建材の因果関係ですね。
結論から言うと、「花粉」が原因となる花粉症と、スギのフローリングや柱などは別の話なので、スギ花粉症の方がマイホーム建築にスギ材を使っても問題はありません。
しかし、スギの樹液や成分が原因でアレルギー症状等が出る「樹種による木材アレルギー」の方が稀におられるようです。
花粉症じゃないけどスギの木材アレルギーだ、という方もいるということです。
万に一人レベルの少なさではあるようですが、ご不安な方は建築に使用する木材を直接触ってみたり、枕もとに一晩置いて様子をみてみてはいかがでしょうか。