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2021年2月25日
子育て世代に大人気!平屋住宅のメリットデメリットとは?【コラム】
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いま話題の「平屋住宅」とは?
平屋とは、一階建ての住宅のこと。
昭和のアニメにも登場するような、ワンフロアタイプの一戸建てのことです。
これまで二階建て住宅が主流だった新築戸建ても、ここ最近では「平屋を建てたい」という人が急増しています。
しかも、意外にも子育て世代を中心とした若い世代に人気なんだとか。
一体なぜ、平屋がいま、子育て世代に注目されているのでしょうか?
今回は、平屋住宅のメリットデメリットについてご紹介します。
平屋住宅のメリットとは?
では早速、平屋住宅に住むとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
【平屋住宅のメリット①ワンフロアで暮らしやすい】
平屋住宅は、ワンフロアなので階段を使って上ったり下りたりすることがありませんよね。
小さな子供はもちろん、足腰に不安のあるご年配の方でも暮らしやすいというのが大きなメリットと言えるでしょう。
特に洗濯や掃除、買い物をした荷物の移動など、ワンフロアならスムーズに行うことができます。
子育て世代の場合、赤ちゃんを抱っこしながら重い荷物を持って階段を上り下りする必要もなくなるので、ママやパパの負担もグッと減らすことができるでしょう。
また、ワンフロアの平屋なら、子供が階段から落下してしまう心配もないので、安心して暮らせますね。
【平屋住宅のメリット②耐震性能が高い】
平屋の場合は、二階建て三階建てに比べて耐震性能に優れているというメリットがあります。
これは上層階の重みがかからない分、建物自体が強くなり、地震の影響を受けにくいからです。
大切な家族と住む家だからこそ、耐震性の高さは重要ですよね。
なぜなら、世界のマグニチュード6以上の大きな地震のおよそ20%は、ここ日本で起きていると言われているからです。
もちろん、平屋だから地震が来ても安心…というわけではないので、平屋を建てる際も、しっかりとした基礎・構造の家づくりが必要ですよ。
【平屋住宅のメリット③家族とのコミュニケーションがとりやすい】
ワンフロアの平屋は、二階建てや三階建てと比べると家族との距離が近いのが魅力です。
どうしても二階建てや三階建ての住宅だと、上層階の子供部屋にこもりっきりになってしまい、食事の時だけしか家族同士が顔を合わせる機会がない…なんてこともありますよね。
平屋なら、いつでも「家族の存在」を身近に感じられ、自然とリビングに集まることができます。
家族の距離が近い=家族との絆もより深まる
…そんな魅力があるのも、平屋ならではだと思います。
【平屋住宅のメリット④メンテナンス費用が抑えられる】
平屋住宅は、一般的な二階建て住宅に比べてシンプルな造りのため、メンテナンスをする項目が少なくて済みます。
そのため、他と比べるとメンテナンス費用を抑えることができるんです。
たとえば、屋根やバルコニー、外壁など。
足場を組んで補修やメンテナンスを行わなければならない場所も、平屋なら高い足場を組む必要がないので費用がカットできます。
また、外壁なども塗装する面積そのものが少ないので、費用を抑えることができるんです。
長く安心して暮らすには、定期的なメンテナンスは必要不可欠ですから、少しでも費用を抑えることができると嬉しいですね。
特に子育て世代は、子供への教育費が多くかかるため、家計の負担を減らせるのは大きなメリットと言えるでしょう。
平屋住宅のデメリットとは?
平屋だからこそ感じられるメリットがたくさんありましたが、その一方でデメリットもあります。
どんなデメリットがあるのか、見ていきましょう。
【平屋住宅のデメリット①ある程度の土地の広さが必要】
当然ですが、平屋の場合ワンフロアなので、それなりの広さがないと建てることができません。
ここに住みたい!という希望のエリアがあっても、「広さが足りない」「土地の価格が高い」といったこともあるかもしれませんね。
また、せっかくお気に入りの土地が見つかっても、周りが二階建て・三階建てに囲まれていると、陽当たりや風通しが悪くなってしまうことも。
平屋を建てるには、ある程度の土地の広さとゆったりと暮らせる環境が必要かもしれません。
【平屋住宅のデメリット②意外と建築コストがかかる】
メンテナンス費用が抑えられる平屋ですが、意外と建築コストがかかってしまうのがデメリット。
二階建て住宅と同じくらいの居住スペースを確保しようとすると、平屋の場合は広い敷地が必要になりますよね。
その結果、屋根と基礎も広くなり、その分コストがかかってしまうのです。
ただし、間取りを工夫したり、廊下を減らすなど上手にやりくりすれば、費用を抑えることも可能。
平屋を建てる際は、実際の施工例を参考にするほか、依頼する施工会社によく相談してみるなどしてみてくださいね。
【平屋住宅のデメリット③プライバシーの確保が難しい】
平屋を建てる場所にもよりますが、隣の家との間隔が近いとプライバシーの確保が難しくなることも。
なぜかというと、平屋の場合、風通しや採光を考えて窓を多く設置することがあるから。これにより、外から室内が丸見えになってしまうというデメリットがあります。
カーテンを設置するのはもちろんですが、窓の配置をよく考えるなど、平屋を建てる際には間取りを工夫することも重要です。
また、外部とのプライバシーの確保が難しいだけでなく、家族間でのプライべート空間の確保が難しいというのもワンフロアの平屋ならではの悩み。
テレワークが進むいま、パパの職場=自宅ということもありますよね。
仕事中子供の声が気になったり、家族の足音が気になったりして、集中できない…なんてトラブルもあるでしょう。
平屋だと家族の距離が近い分、このようなプライベート空間を確保したいという場合に少し不便に感じることもあるようです。
書斎や子供部屋の配置を工夫する、離れを設けるなど納得のいく平屋住宅をつくりましょう。
憧れの平屋で快適な暮らしを!
平屋=古臭い…というイメージを持っていた方は、今回ご紹介したような平屋ならではの魅力を知って、びっくりしたかもしれませんね。
古くから日本で愛された平屋は、今もなお、多くの人に愛され続けています。
最近ではおしゃれな平屋住宅が増え、子供を持つ若い世代にも人気です。
これから家を建てようと検討している方は、平屋住宅のメリットデメリットをよく考えながら、間取りを工夫し、満足のいく家づくりをしてくださいね。