ブログ
2018年1月29日
「職住近接」と「育住近接」
- インフォメーション
小さなお子さんがいる(または予定のある)方へのご提案。
近年流行りの駅近志向の「職住近接」だけでなく、「育住近接」も新たな志向として台頭しているようです。
土地選びの判断材料のひとつにしてはいかがでしょうか。
■職住近接とは・・・
自宅から最寄り駅は近いが、保育園を経由すると時間がかかる。
■育住近接とは・・・
最寄り駅はちょっと遠いが、保育園経由でもそれほど時間がかからない。
※いずれも親による保育園への送迎が必要」という前提です。
育住近接という考え方もアリだと思いますが、子どもが保育園=送り迎えが必要なのは数年です。
子どもが小学校に入ったら、自宅→駅に直行できるので、一概に育住近接が良いとは限りません。
ちょっとシュミレーションしてみます。
例)
現在、夫婦共に30歳、子ども1人。
今年から3年間(3~5歳)保育園に入れて、奥様も働く予定。
奥様が子どもを送り迎えするとして、5日/週(=250日/年)で45歳まで働く予定。
※駅から職場までの所要時間は同じなので省略します。
■自宅→保育園→駅までの通勤時間(往復)
職住近接:50分
育住近接:30分
・・・一日20分、育住近接の方が通勤時間が短い。
これが3年間なので、計250時間、育住近接の方が通勤時間が短くなります。
■自宅→駅までの通勤時間(往復)
職住近接:10分
育住近接:20分
・・・一日10分、職住近接の方が通勤時間が短い。
これが12年間なので、計500時間、職住近接の方が通勤時間が短くなります。
つまり、30~45歳までのトータル15年間で考えると、職住近接のほうが250時間、通勤時間が短くなるということです。
250時間も余計に自転車に乗らなきゃいけないと考えるとゾッとしますけど。。。痩せられそう。。。
もちろん、自宅、保育園、駅までのそれぞれの所要時間や勤務日数が変われば、トータルの通勤時間も変わります。
ちなみに、30~39歳まで働くことを前提にしたら、職住近接も育住近接も、トータルの通勤時間は同じになります。
ただし、「子どもを乗せて自転車を漕ぐ時間は短いほうがいい」などの心的または体力的要因もあるので、一概に「職住近接のほうがいい」とはならないと思います。
ご自身の優先順位などを考慮しつつ、「AとBの土地、どっちがいいかな?」と迷われた時など、一度計算してみてはいかがでしょうか。
無添加計画では土地探し、土地選びから家づくりのお手伝いが可能です。
不動産、建築のことなど、何なりとお問合せくださいませ。